
私の息子は発達が少しゆっくりさんです。いわゆるグレーゾーンだと思います。“思います”というのは、まだ正式な診断名がでている訳ではなく、療育センターで行う小児科診察で「おそらくぶーちゃん(仮名)はこれくらいの位置だと思うよ」と言われたからです。
1歳半の頃、同じくらいの子を見て、できることよりも、できないことが目立ってしまう。私は発達障害の可能性について“考えてはやめて”、をずっと繰り返していました。
「違っていてほしい」、「でもそうであるなら何かしたほうがいいのではないか」
毎日のように悩み、考え、泣いて過ごしました。
「何もわからない」ことが不安だった
そんなときに、あるテレビドラマで、『オランダへようこそ』という詩を耳にしました。それを聞いて、自分がなぜこんなにも泣くのか、不安なのかが少しわかりました。
私は、“何もわからないのが”不安だったんだ。
世の中に溢れている育児書やSNSに投稿される成長記録、母や祖母の育児経験談、そこら中に溢れんばかりの“普通の育児論”に我が子が当てはまらず、暗闇を手探りで進んでいたのです。
そこで、まずは知ることからはじめました。
息子のことを知りたくて、発達支援を学ぶ
様々な本を読み、発達障害児について学んだり、対処法のようなものを読んだりしましたが、本の中で疑問に思うことがあっても誰かに聞くことはできず、あやふやなまま読み終えたものもありました。
その後も発達障害について学べる機会を探し続け、今回「発達支援アドバイザー講座」にたどりつきました。
この講座を受けたことで、自分にとって大きな変化がありました。講義の内容は、今の自分にとってだけでなく、これからの自分と成長していく息子にとって大切になるだろうというものでした。
母親としての私を変えた「いいじゃん!それで!」
それに増して1番の収穫だったのは、母親としての自分を落ち着かせてくれたある“言葉”です。
それは講座の中で先生が何度か伝えてくれた言葉で、あの日から私の中で魔法のように唱えている言葉です。
「いいじゃん!それで!」
なんてことない言葉かもしれません。しかし、“普通”と比べるとゆっくりな息子、できないことも多くあります。そのせいなのか、同じ年の子と並んでも幼く見えることもあります。
かわいい反面、まだわからない遠い未来の息子の姿を想像したとき、自分の心が段々と濁っていく気がします。そんなときに思い出すことにしています。
「いいじゃん!それで!」
幼くたっていいじゃない!かわいいかわいい!
フォークが上手く使えなくてもいいじゃない!手で器用に食べてくれてるし!
言葉が上手じゃなくてもいいじゃん!友達いるみたいだし!
できないことではなく、その子らしさを見つめて
この先も何度も何度も壁にぶつかるかもしれません。それでも、道は何通りにも広がっていることを彼に伝え、これから広がる彼の人生の助走を手伝っていきたいと思います。
今度は、同じように悩む人の支えになりたい
それに加えて、同じような境遇にある方の支えになっていきたい。
当事者であるからこそわかる悩み、葛藤、自分の仕事や保育園、幼稚園問題、家族の問題、綺麗事では片付けられない部分に寄り添い、少しでも助けになっていけたらと思っています。